資料室
■ 表紙画像

■ ストーリー
満月の夜、部屋の姿見の向こうに、自分そっくりの子がいた。
男勝りでサッカー大好きな女の子、レンガ。
おとなしくて、いじめられては泣いてしまう男の子、レンガ。
「もっと女の子らしくしなさい」「もっと男の子らしくしっかりしなさい」
正反対なのに、同じ「らしさ」の押しつけに疲れた二人は、鏡をはさんで出会ってしまう!
文字も、時計の針も、利き手も、車の走る側まですべてが反対の「鏡の世界」。
「相手の世界に行ってみたい」――二人が同時にそう願ったとき、てのひらが熱くなり、体ごと入れ替わる!
左手でお箸を持つ練習、鏡文字の特訓、引き継ぎノート作り。準備は万全のはずなのに、ドアは逆に開くし、トイレも着替えも大ピンチ!?
男の子は頭脳で、女の子は運動神経で、相手の世界のいじめっ子や友達とぶつかりながら、少しずつ「自分らしさ」を見つけていく。
けれど、入れ替わりが叶うのは満月の前後三日間だけ。思春期の体の変化は、二人を少しずつ「鏡像」ではなくしていく――。
そして十年後、満月の夜。鏡の前で、二人はもう一度出会う。
入れ替わりドタバタコメディから始まる、切なくてあたたかい、思春期と再会の青春ファンタジー、ここに開幕!
<紹介動画>
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■ 登場人物
女の子レンガ 自己紹介
年齢 :小学5年生(11歳)
職業 :小学生。放課後はサッカー少女
性格 :元気で負けず嫌い。口より先に体が動く行動派。ただし、片づけと勉強は大の苦手
その他:満月の夜、姿見の向こうの「もう一人のレンガ」と出会った。親の口ぐせは「女の子らしくしなさい」。お箸を左手で持つ練習中
男の子レンガ 自己紹介
年齢 :小学5年生(11歳)
職業 :小学生。クラスで成績トップの頭脳派
性格 :おとなしくて繊細。観察と記録が得意な理論派。ただし、運動と言い返すのは大の苦手
その他:満月の夜、姿見の向こうの「もう一人のレンガ」と出会った。親の口ぐせは「男の子らしくしっかりしなさい」。毎晩ノートに月の様子を書きつけている
■ イラスト

玄関で叱られる女の子
サッカーで泥だらけになって帰ってきたレンガ。「女の子なんだから、もう少しおしとやかにしなさい!」と、ママの小言が飛んでくる。第1話より。

夕食の席の男の子
湯気の立つ食卓で、うつむいてしまう男の子のレンガ。「男の子だろう、しっかりしなさい」と、父さんに言われた夜。第1話より。

鏡越しの出会い
満月の夜、姿見の向こうに現れた「もう一人の自分」。同じ名前、同じ髪型、けれど性別は正反対。部屋の配置も反転していて、二人は初めて顔を合わせる。第1話のクライマックス。

待ちわびた再会
一か月ぶりに鏡がつながった夜。ノートを抱えた男の子が、うれしそうに笑う。月の満ち欠けを記録し続けた彼が、満月との関係に気づいた第2話のシーン。