ふたりの物語|サンプル

ふたりの物語|関係性を一冊に残す本

出会いから現在までを振り返り、
ふたりの時間を物語としてまとめるサンプルです。

このサンプルの特徴

  • 出来事+感情を交互に配置
  • 片方だけでなく、両方の視点を意識
  • 読み物として成立する構成

応用できる関係性

  • 夫婦・恋人
  • 親子
  • 親友
  • 恩師と教え子

「出会い」

私たちが出会ったのは、同じ職場でした。

新しい環境に慣れようと必死だった頃、先に働いていた彼が、やたらと気さくに話しかけてきたのを、今でもよく覚えています。

(あとで知った話ですが)新郎の彼は、そのとき、
「お、かわいい子が入社してきたな……よし、アタックしよう」と、かなり軽い気持ちだったそうです。

一方、新婦の私はというと――
「なんやこの人。初対面から距離近くない?ちょっと軽そうやな……」

正直に言えば、
第一印象は、あまり良くありませんでした(笑)


「それぞれの人生」

同じ職場で働くようになったとはいえ、それまで歩いてきた人生は、まったく別のものでした。

それぞれに悩みがあり、それぞれに、うまくいかなかった経験があり、それぞれに、「自分なりに頑張ってきた時間」がありました。

この頃はまだ、まさかこの人と人生を共にすることになるなんて、想像すらしていませんでした。


「ある出来事(最初の転機)」

そんな印象が変わったのは、仕事での、ある出来事がきっかけでした。

私が、少し大きなミスをしてしまった日のことです。

周囲に迷惑をかけてしまい、正直、私はかなり落ち込んでいました。

怒られる覚悟もしていましたし、「ちゃんとしてない新人」と思われたかもしれません。

そんな中で、彼は大きなことを言うわけでもなく、
無理に励ますわけでもなく、ただ当たり前のように、仕事をフォローしてくれました。

「ここは大丈夫やから、次気をつけよ」それだけでした。

でも、その一言が、妙に心に残ったのです。

「あ、この人、軽いだけの人じゃないな」

そのとき、初めて彼を見る目が変わりました。


「少しずつ変わる距離」

それから、
彼のことが少しずつ気になるようになりました。

仕事への向き合い方。

周囲への気配り。
誰かが困っているときに、さりげなく動いているところ。

今まで見えていなかった部分が、
少しずつ、目に入るようになっていったのです。

会話も自然に増え、
気づけば、一緒にいる時間が当たり前になっていました。

「新郎側の本音(ここで少しだけ暴露)」

後になって聞いた話ですが、
新郎はこの頃、こんなことを思っていたそうです。

「最初は正直、見た目から入ったけど、
気づいたら、
『今日は元気かな』とか、
『無理してないかな』って考えてる自分がおった」

……最初の動機はどうあれ、
ちゃんと方向修正されていたようです(笑)


「決定的だった出来事」

決定的だったのは、ある日の仕事帰りのことでした。

特別なイベントがあったわけではありません。
ただ、いつも通りの帰り道でした。

仕事の愚痴や、どうでもいい話をしながら歩いていたとき、
彼が何気なく言った一言がありました。

「無理せんでええよ。
ちゃんと頑張ってるの、分かってるから」

その瞬間、胸の奥が、ふっと軽くなった気がしました。

「あ、この人となら、頑張りすぎなくてもいいかもしれない」そう思えたのは、自分でも少し意外でした。


「そして、告白」

それからしばらくして――
私は、気づいてしまいました。

もう、彼の存在が、
自分の日常の一部になっていることに。

悩んだ末、私は、

思い切って気持ちを伝えることにしました。

正直に言えば、かなり緊張しました(笑)

でも、待つよりも、自分の言葉で伝えたかったのです。

結果――
こうして、今日を迎えることになりました。

「両親へ」

今日という日を迎えられたのは、
私たち二人だけの力ではありません。

これまで、見守り、支え、育ててくれた両親の存在があったからです。

心配をかけたことも、遠回りをしたことも、きっと少なくなかったと思います。

それでも、変わらず味方でいてくれたことに、心から感謝しています。

本当に、ありがとうございます。


「これから」

私たちは、
完璧な夫婦にはなれないと思います。

意見がぶつかることも、
失敗することも、
きっとあるでしょう。

それでも、
今日ここで感じている気持ちを忘れず、
二人で話し合いながら、
一歩ずつ歩いていきたいと思っています。


「結びに」

今日、ここに集まってくださった皆さまに、
心より感謝申し上げます。

皆さまに見守られながら、
私たちは、ここから新しい一歩を踏み出します。

これからも、
どうか温かく見守っていただければ幸いです。


ありがとう。

そして、

これからも、

どうぞよろしくお願いいたします。


このサンプルは、どのように作られたのか(例)

この「ふたりの物語(結婚式)」サンプルは、
下記のような、新郎・新婦ご本人によるメモや箇条書きの原稿をもとに、
構成・編集・文章整理を行い、
結婚式用の文章(スピーチ・メッセージ)として仕上げた一例です。

出来事を順番にきれいに書いていただく必要はありません。
思い出したことや、伝えたい気持ちを、
そのままの言葉で書いたメモをもとに制作しています。

※内容・分量・表現は、あくまで一例です。


<ご相談時の原稿例(依頼者メモ)>

・結婚式で読む文章を作りたい
・出会いから、今に至るまでの流れをまとめたい
・笑いも少し入れつつ、感謝はきちんと伝えたい

【出会いについて】
・同じ職場で出会った
・新婦は新人で、慣れない環境に必死だった
・新郎は先に働いていて、やたら気さくに話しかけてきた
・正直、新婦の第一印象はあまり良くなかった
・「距離近いし、ちょっと軽そう」と思っていた

【それぞれの背景】
・同じ職場でも、それまでの人生は全然違う
・それぞれに悩みや、うまくいかなかった経験があった
・この時点では、結婚するとは思っていなかった

【印象が変わったきっかけ】
・新婦が仕事で少し大きなミスをしたことがあった
・かなり落ち込んでいた
・新郎は怒ることもなく、自然に仕事をフォローしてくれた
・「ここは大丈夫やから、次気をつけよ」と言ってくれた
・その一言が、なぜか強く印象に残っている

【距離が縮まっていったこと】
・それから、新郎の仕事への向き合い方が目に入るようになった
・周囲への気配りや、さりげない優しさに気づいた
・会話が増え、一緒にいる時間が当たり前になった

【新郎側の本音(あとで聞いた話)】
・最初は正直、見た目がきっかけだったらしい
・でも途中から、「元気かな」「無理してないかな」と思うようになっていたと聞いた
・そこは少し笑いにしたい

【決定的だった出来事】
・特別なイベントではなく、仕事帰りの何気ない会話
・「無理せんでええよ。ちゃんと頑張ってるの、分かってるから」
・その言葉で、気持ちがすごく楽になった
・「この人となら、頑張りすぎなくていい」と思えた

【告白について】
・最終的には、新婦から気持ちを伝えた
・かなり緊張したけど、自分の言葉で伝えたかった
・結果的に、今こうして結婚式を迎えられている

【両親への感謝】
・今日を迎えられたのは、二人だけの力ではない
・これまで支えてくれた両親への感謝を、きちんと伝えたい

【これからについて】
・完璧な夫婦にはなれないと思っている
・でも、話し合いながら、二人で歩いていきたい
・結婚式に来てくれた皆さんにも感謝を伝えたい